2007年12月13日木曜日

ゴミの問題

12月12日、長女の通う中学校にて文化・体育委員会主催の講演会が開催された。(写真は「プライバシー保護の為画像を処理しています」と書くと格好が良いのだが、唯単に「手ブレ」です。あしからずご了承ください)
ご当地仙台市も家庭ごみ、プラスティック等資源ごみの収集を有料化する事に議会が承認・可決した。市の財政難が根底にあるものとは思うが、この講演会で講師の方が「これを機会にゴミの排出量を減らす=ごみ収集有料化に対する家庭でのやりくり=省資源化=無駄な出費を防ぐ=家計に優しい!」とか「地産地消=流通コスト・流通に関わるエネルギーの削減=食料自給率向上=地元農業振興=地域社会生活向上」そして「ごみを減らす」から「ごみを出さない的発想が大切」と言う事をお話しされていると感じ取った。これは将来的に地球環境保護の礎にもなる重要な事だと思う。

ごみの「分別収集」が始まってから大分経過しているが未だに分別に関して「誤解」が多い様である。と言うよりも各自治体での対応が区々であったり「変な法律」が存在するからであろう。
「プラスティック」関係のごみの扱いにその傾向が顕著に現れている様だ。一般の家庭ごみとは区別されて収集される「資源ごみ」と称する物で「アルミ缶」や「鉄缶」、「ガラス瓶類」、「ペットボトル」、「プラスティック包装等」がどの様にリサイクルされているか?
私も不勉強であった。「ペットボトル類は衣料品等に!」とテレビジョンや新聞等で見聞きしていたが、その利用率は非常に少ないらしい。確か、ペットボトルや缶の飲料は「変な法律」が施行された際にその「リサイクル」を企業側に「実行」させる事を定め、その費用を「価格改定(値上げ)」によって賄うとしたのではなかったか?

数社の大型家電販売店でも同様である。家電リサイクル法により廃棄される家電品(冷蔵庫や洗濯機、テレビジョン受像機等)にはリサイクル料を支払って引き取っていただく訳。(国が管理、業者が代行)この引き取られた家電品が「消える」のである。消えた「家電品」に支払ったリサイクル料は何処に行く?消えた「家電品」は何処に行った?
一部はアジア諸国に「売却」され外国で「リサイクル」されているとの話しである。結局、我々が支払った「リサイクル料」は適切な処理を目的に課せられた費用であるが充分その役目を果たしていない。言い換えれば、一部の悪徳業者が「リサイクル料」と「売却益」を二重に且つ「不当」に得ている格好となる。
掌握する官庁は注意等はするものの一向に改善されていない。不法投棄の温床にも成り得る。

閑話休題 地球環境の保護(温暖化問題等々)の効果はすぐには現れない。CO2の排出量を減らすための国際会議・議定書が何度も開催・採択されているが、最大のCO2排出国はこの議定書の批准・具体的数値採択に「強行に反対」している。そしてこの国は地球環境を著しく脅かす「戦闘行為」を常に「国際社会安定の為」と称して安易に用いる。悲しむべきか、われ等が「日本国」も背伸びをしてその国に近づきたいと願っている「霞ヶ関の先生方」が居る様だ。

家庭の中で「ごみ」問題を通して、地球環境の保護やエネルギー問題を子ども達と一緒に考える事は世界平和にも通ずる事ではないだろうか?
被害を被るのは我々の子ども達(子孫達)だから。